バランスシート・・・いよいよ、先の記事に出てきた「貸借対照表」の見方です。
貸借対照表(B/S)をイメージで捉えてみましょう。
※ここに記載されている内容は、
とりあえず決算書が読める!
~貸借対照表と損益計算書のイメージをわずか15頁のレポートで理解する~
より抜粋しています。
(2006年11月に発行したものなので細かい点で現行法と異なる場合があります。)
■貸借対照表のイメージ
左側に「資産」
右側に「負債」と「資本」
と書かれています。
※ちなみに、簿記では左側のことを「借方」、右側のことを「貸方」なんて言います。
「資産」の欄には、現金・預金をはじめとする、プラスの財産が書かれています。
「負債」の欄には、未払~とか、借入金などのマイナスの財産が書かれています。
「資本」はというと、資本金がメインです。
さて、ここで一つ貸借対照表のルールをお知らせします。
資産 = 負債 + 資本
これが、ルールです。
上記の式は、資本等式と呼ばれます。
サンプル商事の例で見てみると、以下の通りです。
資産 56,830,413=負債 20,244,335+資本 36,586,078
順番を入れ替えても同じことです。
資産-負債=資本(or 資産-資本=負債)
というわけで、「左側(借方)と右側(貸方)が常にバランスする」
これが、貸借対照表、すなわちバランスシートです。

「資産」
左側の「資産」欄には、売掛金(債権)とか商品(在庫)などの
記載が見られますが、要は全てプラスの価値のあるものと考えてよいでしょう。
会社が現に持っている、現金や各種の預金、受取手形、出資金、
その他現金化できる権利、不動産や、車などは全てこの欄です。
「負債」
右側の「負債」欄には、買掛金(債務)、未払~などとありますが、要するに
全て借金のようなものです。
いずれ会社が支払はなければならない義務を負っているものが、
記載されています。
支払手形がある場合にはこの欄に入ります。
「資本」
「資本」は、資産-負債で計算できることは、前ページで述べた通りです。
ところで、「資本金」と「資本」はどう違うのでしょうか?
サンプル商事の例では、資本金は10,000,000(1千万円)となっており、
一方、資本合計を見ると36,586,078円(3千6百58万6千78円)となっています。
貸借対照表は、「決算日現在の財政状態を示します」と先に述べたことを
思い出してください。
サンプル商事がいつ設立された会社であるのかは、この表からは
読み取ることが出来ません。
しかし、創業するときには、資本金10,000,000円でスタートしたと思われます。
このときは、資本合計=10,000,000円でした。
これが、営業活動によって運用されて、「平成16年9月30日現在」では、
36,586,078円が資本合計となりました。
つまり、「(いつかは分かりませんが)過去からの黒字が累積している」
ということです。
ただし、この貸借対照表に記載されている金額が全てではありません。
ここに掲載されている価額のことを、「帳簿価額」と言いますが、
不動産を例にとって見ますと、建物8,200,000(8百20万円)と
記載されているものを現金化(売却)する時に、幾らになるかは、
ここからは読み取ることが出来ません。
もしかすると、1千万円以上で売れるかも知れないし、
逆に5百万円にしかならないかも知れないのです。
ですから、実際の価額(時価)と帳簿価額(簿価)にズレがある資産、負債
については、常に注意が必要となります。
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